伯豐道人の書道・篆刻教室

 《篆刻コース》

篆刻を学び、雅印を作成するコース


日展入選作家による本格的な指導

伯豐道人は、日展評議員 故菅原石廬に生前師事し、古典に依拠した本格の篆刻を会得しました。
 
その結果、大学院在学中に日展に初入選し、以降、謙慎書道会点、読売書法展をはじめとした公募展で複数受賞するほか、中国・台湾・韓国などの海外展に招聘出品を行うなど、篆刻家としての活動を盛んに行っています。また、中国留学の折には、西泠印社のお膝元杭州で本場の篆刻を学んだ経験もあります。
 
篆刻は、伯豐道人が最も善くするところであり、高度な専門性と技術力で皆様に篆刻をご案内致します。

篆刻の楽しみとは

 篆刻とは印を彫ることを指しますが、印の形ができればハイ完成、というわけには行きません。そこは芋版や消しゴム印と違い、書と同じく「文字表現」という崇高な美意識が働いています。
 篆刻の楽しみは、この美意識とリンクしており、大きくわけて以下の3つあります。
 
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①文字を構成する楽しみ

 篆刻で扱う篆書は、象形文字の要素が強く、とてもバラエティに富んだ書体です。 
 四角い印の形の中に、文字をどのように収めるか。様々な形の字を参考にして、自由な造型感覚を駆使して、適した形を模索します。その中で、小さな四角の中に美意識を凝縮させていく楽しみを実感出来ます。
 
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②印を彫る楽しみ

 ある意味で篆刻の原点とも言える、彫る楽しみ。印刀を石に食い込ませてガリガリッと彫る感覚は、平面に字を書く行為以上に人をワクワクさせるものがあります。
  時折、意図せず石が欠けてしまったりしますが、それが却って自然石ならではの味わいとなっていきます。
 
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③印を押して使う楽しみ

 最後に、彫った印を押す楽しみです。出来上がった印は、年賀状や手紙に押したり、蔵書に蔵書印として押したり、名刺にあしらったり、発想次第で様々な使い道があります。
  白い空間にポンと印が押されると周りの余白が引き締まるような効果があります。また、朱で押された印が添えてあるだけで、雰囲気がガラッと変わることが多々あります。
  色んな物に押して生活に新たな彩りを加えてみましょう。

 展覧会を主とした作品制作

川内伯豐「絶塵網」7.5cm

篆刻は、書芸術の一部門として美術展や書道展で作品を見ることができます。今日の篆刻作品では6〜7センチほどの大きさが主流です。広い空間の中で文字を組み合わせ、様々な意匠を凝らして作品を構成していきます。
 故事成語の中から好きな言葉を選び、甲骨文・金文などの象形文字を活かしたユニークな構成から、印篆・小篆を駆使した正統で精緻な作風まで、作品制作の楽しさは多岐に亘ります。
 
 当教室では積極的に作品制作の指導を行っており、展覧会出品に意欲のある方の入会を歓迎します。
 ※原則として、 謙慎書道会展および 文京区書道展へ出品していただきます。
 

自由な雅印制作

篆刻は、実用印とは性質が異なりますが、生活の様々な場で活用出来ます。
 
書道の落款印、手紙や年賀状などに押す遊印、愛蔵書へ押す蔵書印、名刺にあしらってマークのように使うことも可能です。
 ※原則として、三圭社発行の 『楽篆』への出品課題を指導します。

展覧会への参加

以下の展覧会への出品が可能です。
3月ー謙慎書道会展(謙慎書道会主催、会場:東京都美術館・サンシャイン文化会館)
5月ー全日本篆刻連盟展(会場:セントラルミュージアム銀座)※有資格者のみ
8月ー読売書法会展(読売新聞社主催、会場:国立新美術館・東京都美術館)
10月ー文京区書道展(文京区主催、会場:文京区役所内ギャラリー)
11月ー日展(会場:国立新美術館)
※原則として、謙慎書道会展および文京区書道展へ出品していただきます。
※展覧会に全く興味のない方の入会はご遠慮下さい。
※詳細は教室でご質問ください。

1レッスン90分完全予約制
 
 
 

 《刻印の様子》


 《テレビ番組での紹介》 テレビ東京「L4you!」(旧「レディ―ス4」)